ニホンマルの行き着く先はどこ?

このところ気温のアップダウンが激しくて、寒さも戻ったりして体調を崩されている方も多いのではないだろうか。
この時期、毎度のことなので仕方ないと思っているが、特に今年は激しい、私などもいつのまにか高齢者の中に入ってしまったせいでもないだろうが、厳しい。やはりこのシーズンは高齢化の方は十分注意なさってください。
 さて、原発事故からすでに5年が経過しましたが、いまだ仮説で暮らす人も多くいる一方で兆円単位のオリンピック会場はどんどん進み、厚生大臣は福島の甲状腺ガンについてコメントを求められると「厚労省としてコメントする立場にはないと思います
「おいおい、なにか間違っているのではないの?」

 世界最悪レベルとなった原発事故から5年経過して、一つの区切りのつもりだろうか、公共放送でも13日に NHKスペシャル「原発メルトダウン 危機の88時間」が放映されている、事故の後処理、廃炉の作業が日夜続けられているが、今なお溶け落ちた核燃料の状態を直接見ることさえできず、事故の全貌は明らかになっていない。あの日、現場で何が起きていたのか?なぜ、放射能を封じ込めることができず、大量放出に至ったのか?
 故・吉田所長が3号機使用済み燃料プールに注水するための手順書を作るよう本店に求め、「ただ水入れりゃいいと思ってたのかよ。爆発したら(また)死んじゃうんだぜ」と声を荒らげた・・・
見逃した方は再放送予定があるようです、時間は遅くなりますが
2016年3月16日(水)午前0時10分~1時39分(15日深夜)
だそうですので、見逃ししないようにご準備ください。

 また、11日金曜日テレビ朝日番組「報道ステーション」が、この福島の甲状腺がんの問題を取り上げた特集番組を放映した。翌日ユーチューブに載っているというので閲覧しようと思ったが、早くもみる事ができなくなっていた。
 しかたなくツイッターや他の方のブログなどを見ると、こんな事があったようだ。
福島健康調査の検討委員会が「福島では大規模に実施したために、通常見つからない甲状腺がんも拾った過剰検査の結果だとして、甲状腺がんと福島原発事故との因果関係はないものといえる」と結論つけたシーンがあり、それに違和感を覚えた人が多くいたのでは、と書かれていた。
 健康調査というのらしいが、いったい何が目的なんだろうか?検査目的は原発事故による被爆の影響の有無と、甲状腺がん患者の早期発見にあったのだろう。ところが一回目の検査で、予想外に多くの数の患者が発見されたというのだが、この時、チェルノブイリでは甲状腺がんの多発は事故後5年目だったことから、原発事故とは関係ないとしたそうだ。当然のことだが、技術が日進月歩で進歩しているし、検査装置の性能だって向上しているのだからチェルノブイリで見つけることができなかった症状を知ることができたと、どうして考えないのか不思議なことだ。
 従来の検査のやり方では100万人に数人。性能が向上した装置を使えば、従来は発見されなかった患者も見つかり、100万人に10数人になった、と、これがプロたる方々の見方ではないかと思うのだが、石橋たたくのもいいけど、可能性は伝えるべきだろう。それにしても38万人に116人は多すぎるね、そう考えるのが普通の常識ではないのだろうか。
 しかし「報道ステーション」でのシーンらしいが、医者である委員長の顔が政治家の顔に見えたという。
 
 子どもが甲状腺がんと診断された父親が、放射線の影響だとは考えにくいと言われ・・「じゃあ、何が原因かお医者さん調べてください」
過剰検査を主張する医者・学者の誰一人として、この父親に答えることはできないだろう。
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=107908

おかしな国になってしまったね、なんでだろうか?
それすらも考えてはいけない世界になりつつあるのだろうか?

 さて、これは喜ばしい話である。
従来、自然界での分解ができないと考えられてきたペットボトルなどの材料となる「ポリエチレンテレフタレート(PET)」について、京都工芸繊維大学や慶応義塾大学などの研究チームは、PETを分解して栄養源とする細菌を発見したことを明らかにしたという。
 PETは世界中で毎年、5600万トンほど生産されており、容器の包装やフィルム、繊維などに使われていて、そのうちリサイクルされているのは総生産量の4パーセント余りで、多くは廃棄処分されているそうです。
 今までは、石油から作られるPETは自然界で生物による分解ができないと考えられてきたため、現在は回収されたペットボトルを粉砕・洗浄して異物を取り除いた後に化学物質を加えて分解・精製する「ケミカルリサイクル(化学的再生法)」などの手法でリサイクルを行っているが、膨大なコストやエネルギーを消費するという問題点があります。
 私の友人も10年以上も前にそんなリサイクル事業に参加していたようで、処理装置の概要の動画などを見させていただいたことがあったが、けっこうな大がかりな装置で経費もかかるということで軌道に乗るまではまだまだ時間と金を要するといっていた。
 ところが、こんなPETを分解する微生物がいないか探したのが京都工芸繊維大の小田耕平名誉教授らのチーム、自然界にPETを分解する微生物がいないか処理工場などでPETのくずを含む土や泥などを採取し、培養したところ、PETフィルムに集まるさまざまな微生物を発見したんだそうです。
 そして、この微生物の群れから、PETを分解して栄養源として、増殖する細菌だけを取り出すことに成功したんだそうです。この細菌は「イデオネラサカイエンシス201-F6株」と名付けられ、米科学誌「サイエンス」に研究成果を発表されました。
 この細菌に含まれるPETを分解する酵素の遺伝子解析をしたところ、PETを好んで常温でよく分解する性質があり、水の分子と反応して、最終的には炭酸ガスと水になることが明らかになったといい、今までの化学処理と比べてエネルギー消費が小さく、環境に優しい手法で、理想的なエコリサイクルが実現できると伝えています。
<参考としたサイトはこちらですhttp://www.hazardlab.jp/know/topics/detail/1/3/13058.html>



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